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中小企業の方々の経営のお悩みをご一緒に解決します!

NEWS

SAVS支援センターの研究会や見学会などの話題をお届けします。

SAVS研究会17.3.25

講師
山下 勝正 会員
演題
運輸業生産性向上の実践セミナーと製造業の経営改善計画の実践報告
感想 
 
 
 
 
 
 
 
山下講師が行っておられる地元企業に対する現場指導の実践例を発表された。
世の中は人手不足で賃金が上昇し、生産性向上が急務となっており、運輸業でもその例に漏れず、現場の物流改善が緊急の課題であり、その調査~提案~改善~再検討の事例が中心であった。現場の改善活動は分野外の人に説明するのに骨がおれるのを、実に分かり易く、かなり細かいところまで話された。
 現場改善は師が最も得意とする分野であり、それは24時間Web見積り等の先進事例紹介などとともに、講師の世間を見る目の確かさがあっての技術です。受講者には大いなる意義があったと推察できます。今後も、講師には益々のご活躍を期待します。

SAVS研究会17.1.28

講師
原田 友康 会員
演題
竹田城跡雲海365 (竹田城跡雲海の研究PARTⅡ)
資料

「2.雲海365…」 「22.雲海365.①」 「23.雲海365.②」 「24.雲海365.③」
 竹田城跡公式HP http://www.city.asago.hyogo.jp/takeda/
感想 
 
 
 
 
 
 
 
昨年に続く第二段の竹田城跡雲海の研究、研究開始から2年4か月。
発表内容は、何が雲海かという定義づけに始まり、観察手順、発生の4パターン、雲海365日マップ・写真、霧の種類、…、分かったこと、である。 現時点での結論が出ている。途中、定点観測の重要性ややることがコンサルと同じであるなどが注目点で、参加者から多くのデータを使って多変量解析をすればなどの提案もあり、盛り上がりました。
竹田城跡の観光客数が単調増から昨年は減少し、客層も近隣諸国が増えている現在、氏の視点は研究にとどまらず、観光客から、マスコミ・世間の目までを巻き込みつつ、雲海の発生予測にまで広がっており、まだまだ研究が続くと思われる。

SAVS研究会16.11.27~28  工場見学と忘年会

工程
 
27日 集合~昼食~和歌山城見学~双子島荘~夕食会~
28日 朝食後~島精機見学~和歌山駅~昼食~解散
参加者
(敬称略)川田、深谷、佐藤、原田、榎本、桜井、村上、上住、本澤、関、三浦
感想1 
雨の和歌山城と忘年会の双子島荘
一の橋入城ころから降り出した雨の中、天主に向かって歩く。さすがに徳川御三家だけあって広くて大きく、天主までが遠い。天守の展示は武家の仕事・生活用品が多く、大半は武器だが初めて見るのも多い。ここにも左甚五郎の装飾があった。総じて、虎伏山、西の丸、表千家、矢竹など昔日の面影はうかがえた。
雨が止んで、忘年会の双子島荘に向かう。紀の川河口、和歌山港南にある紀州天然温泉「雑賀の湯 双子島荘」は目の前に浮かぶ4つの島(大島・中の島・双子島)から名づけられ、双子島を見下ろすと手前の岬に番所(黒船の見張り場)がある。夕食はクエ鍋の忘年会でした。
 双子島荘5Fから見る大島(右)・中の島(中)・双子島(左奥)
感想2 
工場見学の島精機
和歌山に横編機のすごい会社があるからと期待していたら、それ以上でした。
衣食住の衣分野で限りなき前進を目指す島精機製作所は、和歌山という手袋の産地から出発し、コンピュータ技術とメカトロニクスの融合で、無縫製ニットウェアなどで、創業55年の今や輸出比率85%と全世界に挑戦しています。
手袋を無縫製ニットに進化させる発想、職人技を超えるメカトロ技術、バーチャルをリアルにするすご技、ハード+ソフト+ノウハウ=もうかる、などの特長ある活動と、工場敷地内のガーデンにも石廷などの日本文化が際立っていた。

始めに会社概要の説明、そしてFA工場、ユーザー研修、トータルデザインセンター、サンプルルームなどを見学、丁寧に解説してもらい、見学後のQ&Aにも時間を割いていただき、昨年のトヨタとは違った活動状況を参加者全員が体験できました。今後の各自の活動に生かせる資産となるでしょう。
工場見学に対応していただいた島精機の皆さまには、この場をお借りしてお礼申しあげます。

島精機製作所にて(写真提供:佐藤会員)

SAVS研究会16.7.23

講師
杉原 潔 先生
演題
製造業の販売革新
目次
 
 
 
 
1 企業戦略 3つのポイントを掘り下げる
2 何を、どんな型で、いくらで、売るのか
3 どこの、誰に、何のために、売るのか
4 新規事業分野探索表
5 どの販路の、どんな場所で、どうやって、売るのか
感想 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
新活路開拓から始まるこのテーマは師が長年にわたり取り組んでこられたことの到達点として聞かしていただきました。
自らが実践したことを例にとり、かくのようにして上手くいきましたから皆さんもどうぞというが通常のスタイルですが、 氏のやり方はテーマについて種々の要素をもれなく列挙し、関係する多くの人々の意見やアイデアを集めて体系的に対応策を考え出していく、 全員が参加するかつ漏れをなくすという師独特の特徴あるやり方にあります。
加えるに、コンンサルは自ら動く、見て聞き調べピンポイントを突くなど、会員に対するアドバイスを主体に具体例を交えて話され、コンサル実践の極意が随所にちりばめられていました。
最後に販売革新のまとめとして、
 ●自力販売力をつけるには ●販売方法を確立するには ●客を増やすには
どうすればいいのかを、身をもって仕上げとされています。
終了後、会場近くで講師を交えて懇親会を行いました。 
今後のますますの活躍を期待しています。 

SAVS研究会16.9.24

講師
三浦 敬一 会員
テーマ
セミナーの顧客価値を高めるには
演題
 
 
 
 
 
製品コンセプトづくり
1 はじめに + 課題とアンケート結果
2 「コンセプトづくり」は「価値づくりによる差別化」
3 「コンセプトづくり」 5ステップ作戦
4 具体事例
5 演習(その1)(その2)
感想 
 
 
 
 
 
 
研修の集客が減っているからどうすればいいのかを、三浦先生の研修教材をベースにして会員の意見を聞くというのが狙いで、最初にセミナーの顧客価値を高める課題と自身の研修受講者のアンケート結果を示してもらい、研修教材の抜粋を本番形式で講義していただいた。
講義後、出席者全員から活発な意見(個々の詳細を省略します)がなされ、立場上講師側の意見が多かったようです。これを参考にして、集客を増やす研修のあり方をSAVSとして議論~実行していきたい。

SAVS研究会16.7.23

講師
杉原 潔 先生
演題
製造業の販売革新
目次
 
 
 
 
1 企業戦略 3つのポイントを掘り下げる
2 何を、どんな型で、いくらで、売るのか
3 どこの、誰に、何のために、売るのか
4 新規事業分野探索表
5 どの販路の、どんな場所で、どうやって、売るのか
感想 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
新活路開拓から始まるこのテーマは師が長年にわたり取り組んでこられたことの到達点として聞かしていただきました。
自らが実践したことを例にとり、かくのようにして上手くいきましたから皆さんもどうぞというが通常のスタイルですが、 氏のやり方はテーマについて種々の要素をもれなく列挙し、関係する多くの人々の意見やアイデアを集めて体系的に対応策を考え出していく、 全員が参加するかつ漏れをなくすという師独特の特徴あるやり方にあります。
加えるに、コンンサルは自ら動く、見て聞き調べピンポイントを突くなど、会員に対するアドバイスを主体に具体例を交えて話され、コンサル実践の極意が随所にちりばめられていました。
最後に販売革新のまとめとして、
 ●自力販売力をつけるには ●販売方法を確立するには ●客を増やすには
どうすればいいのかを、身をもって仕上げとされています。
終了後、会場近くで講師を交えて懇親会を行いました。 
今後のますますの活躍を期待しています。 

SAVS研究会16.5.21

講師
上住 好章 会員
演題
IoTの紹介
目次
 
 
 
 
 
1 IoTとは何か?
2 CPSとディジタル・ツイン
3 『つながる工場』の最終目的はカスタマイゼーション(多品種大量生産)
4 インダストリー4.0
5 IICによるインダストリアル・インターネット・システム
6 日本の現状

感想 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 目次だけでは内容がつかめず、研究会の発表を聞いても分かりづらく、研究会後に資料を読んで少し分かった。 それは、講師には数か月前に発表を引き受けてもらったが、仕込みに約1年かけて取り組んでいる。 IoTの講演会を聴講したり、英日独中などの研究者・学会の論文を渉猟し、最先端の具体的動向を紹介し、 最後に日本の取り組みを、講師の心配を交えて紹介するというのが、その内容だ。
 Internet of Things は最先端の概念ではなく、具体的な内容(GEやSAPなどの実際の企業活動状況)を伴ったものなっている。 それは、IT技術の進展により、ユビキタス社会の企業版として、モノ自身に語らせることで、実用化に一歩近づいている。
 IoTでも人的介入は必要に違いないのだが、中小企業者が実用化の暁には、それを中小企業診断士に委託してもらえるように診断士自身が今から切磋琢磨しておくことが肝要となろう。  

SAVS研究会16.3.26

講師
関 康徳 会員
演題
厚生年金保険、健康保険についての考察

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
社会保険労務士としての専門的見地から

1 我が国の公的年金制度
2 我が国の公医療保険制度
3 年金の問題
4 健康保険と国民健康保険
5 医療保険の問題
6 問題の解決策

について概要を、制度の本来の目的や現在のしくみの重要事項を中心にして、我が国の現状を分かりやすく説明された。現在までに問題となったりした身近な内容が多く、話は雇用・労災にも及び、現在の制度の問題点と解決策を挟んでおり、有意義な時間となった。最後のみならず、話の途中にも活発な質問が飛び交っていた。
・SAVS定時会員総会:16時~17時。総会終了後、講師を囲んで、懇親会を開催しました。

SAVS研究会16.1.23

講師
原田友康 会員
演題
竹田城雲海を考える
  
内容は配布資料を参考ください 。
感想
 
 
 
 
 
 
 
氏の竹田城観光ガイドは早4年目、客の6割強が雲海目当てと分かってから始められた研究の克明な観察記録をもとに発表された。雲海の定義(雲海と雲海もどき)、竹田城の雲海は放射霧、立雲峡という好立地などから、雲海発生の条件が少しずつ明かされつつある。発生条件として最低温度が0℃以上、最高と最低の温度差が10℃の条件などその例である。 最後に現時点での課題が示され研究は続行されるという。
テーマを変更されたのは、研究途上ということだけであり、観察、測定、記録、分析、仮説、検証などの発表内容は本物であり、客が氏のガイドに耳目を傾け、満足して帰っていくさまが目に浮かんできます。近い将来に第二報を期待します。

SAVS研究会15.11.23  猿投さなげ温泉・ホテル金泉閣

講師
榎本直行 会員
演題
CSRと企業経営 ~CSR、コンプライアンス、コーポレイトガバナンスにつての一考察~
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
副題以外に、顧客・消費者
      人材の活用
      社会的貢献活動
      公正取引
      環境
      社会的責任投資
      マネジメント・コミュニケーション
がテーマとなっており、適用範囲が経営全般にわたっていました。
CSRの事例として、最近の企業の不祥事を、補足資料を交えて詳しく説明がなされました。
今回、会場都合などでエッセンスのみの簡潔な発表となったのが残念です。
今後、分野を限っての再演をお願いします。
今回の研究会は下記のように、トヨタ工場見学と忘年会を兼ねて行いました。
「ジャストインタイムと自働化」、温泉、世界ナンバーワン企業町トヨタの繁栄を実見できました
23日(月)
名古屋に集合→猿投さなげ温泉・ホテル金泉閣→SAVS研究会→忘年会  
24日(火)
ホテル金泉閣→トヨタ会館→トヨタ工場見学→名古屋で解散

SAVS研究会15.9.26

講師
山脇 康彦 先生(外部講師)
演題
がんばれ街角の中小企業~持続的成長・発展に向けて助言あれこれ~
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1 講師自己紹介
 診断士として独立されてから現在に至る、自身の経歴を具体的に詳しく話された。
 ことにウズベキスタン・キルギス共和国などの日常体験を含めた紹介は、初耳で
 活字にできないことが多かった。
2 営業力パワーアップのポイント
 現状の営業力を50の質問で、従業員の本音を引き出したうえで、5つの要素で分析し、
 氏が開発された会社としての営業力をアップするツール(含む営業会議資料)を
 具体例で紹介された。
3 最近の経営相談、経営支援員研修等から
 京都という風土特有の企業の指導事例、経営相談、経営支援研修をかなり詳しく話され、
 大学生への「創業ビジネスプラン作成」の授業風景が目に浮かんできます。
最後に、経歴、営業力アップ、企業支援の勘所など、多岐にわたる具体的事例と氏の知見は、診断士として得るところが多かった。今後も中小企業のために活躍されることを期待します。


SAVS研究会15.7.25

講師
桜井 秀治 会員
演題
個別受注生産品の原価低減
  
 
 
 
 
1 受注生産品と見込生産品
2 原価(納期)変動要因となる客先仕様の織込み
3 個別受注生産品における原価
4 生産設計段階におけるコストダウン技術
5 予算・実績のフォロー体制

次回以降発表の予告篇


 講師:榎本直行 会員
 演題:コンプライアンス
 内容:CSRとコンプライアンスとコーポレイトガバナンスの関係
    CSR(広義)の取組項目:コンプライアンス、コーポレイトガバナンス、顧客・消費者、人材の
    活用、社会的貢献活動、公正取引、環境、社会的責任投資、マネジメント・コミュニケーション

 講師:原田友康 会員
 演題:竹田城の雲海の研究
 内容:雲海がどのような条件のもとで発生するのかを実績データを解析してみると、
    霧が関係している、その霧も放射霧、上昇霧である。現在、調査・研究をされている状況の説明  

SAVS研究会15.5.28

講師
深谷 修 会員
演題
新製品開発におけるトラブル対策とその具体例(生産技術面についての考察)
  
 
 
 
 
 
 
 
1. 新製品[液晶パネル]の開発
 液晶パネルの構造と製造工程を詳しく説明され、製造工程を動画で補足するという
 分かりやすい内容でした。
 さらに、検査装置、静電気対策、クリーンルーム、最近の生産体制に至るまでのお話。

2. 新製品開発時のトラブル対策
 自動車部品からカーナビの振動試験を中心としたトラブル対策と事例を、
 氏が体験されたことを具体的に話されました。
感想

いずれも生産技術者としての専門領域の内容で、聞きごたえのある発表でした。
番外に「初めての囲碁」があり、解り易いルール解説でした。
希望
内容の一部に焦点をあて、悩みの相談コーナーに掲載を希望します。  

SAVS研究会15.3.28

講師
原田高峰 会員
演題
インバウンド研究『免税店申請の方法』
  








昨年10月から外国人旅行者に対する(消費税)免税対象品目が消耗品(食品など)へ拡大され、 大阪では千日前・心斎橋の旅行者の多さ、特に中国人の多さには驚くばかりである。
27年度の訪日外国人旅行者が1500万人、免税店が1万点越えの現在、2020年には外国人旅行者が4兆円を使うという予想もあります。
地方活性の起爆剤になるかも知れない状況で、国税庁と観光庁が主導する免税店申請のし方という
本テーマ(内容としては、最近の免税店の動向、免税店申請の手順、免税販売の要件、輸出物品販売場許可申請書など)は、 時機をえたテーマで、コンサルに対するビジネス機会にもなりえると思われます。 

林敬孝先生のご逝去を悼む

高付加価値戦略支援センター センター長
中小企業診断士 上住 好章





 我が国の付加価値研究の権威者であり、また高付加価値戦略センターの創始者である林敬孝先生のご逝去が伝えられました。
 大阪におられた時には高付加価値戦略支援センターの会合で2ヶ月に1度はご指導をいただけたのですが、鹿児島へお戻りになってからは中々お会い出来なかったことを後悔しております。

 私が林先生にご指導をいただいた初めは昭和63年(1988年)1月の中小企業診断士試験の企業診断実習の時で、それ以後は平成10年(1998年)の高付加価値戦略支援センターの創設以来ずっとご指導をいただいておりました。また、林先生が入会しておられた実践経営学会へもお勧めに従って入会し、それ以来、大阪の近畿大学、京都の龍谷大学、延岡の九州福祉大学、黒磯の那須大学、武蔵野の亜細亜大学等の学会大会のお供をさせていただきました。平成20年にこの学会が佐世保の長崎県立大学で開かれたときにもお供をして林先生と連名で発表を行い、その直後に別の技術系の学会が霧島温泉で開かれたときに鹿児島を訪問し、林先生に歓迎いただいたのがお会いした最後になりました。その時のお元気なお姿を思い浮かべております。
 林先生は付加価値研究に純数学的な要素を持ち込まれた先駆者でした。付加価値解析・計画を行うパッケージソフトの機能の一部として損益計算書上の総費用に対して売上高との相関を求めるために回帰分析を導入されたのはその一端でしょう。このお話をお聞きしたときに、サンプル数が少なすぎるとして私自身は賛成致しかねたことを思い起こします。しかし、この方法は後で粉飾決算等の会計処理の不適正さを判断する特許につながります。純粋の経営コンサルタントでありながら特許公報にもお名前を連ねる方はさほど多くはないと存じます。

 御歳86、一般的には天寿を全うされたお年ですが、奥様のお言葉によれば林先生ご本人はそこでお亡くなりになるとは思っておられなかったとお聞きしました。まだまだやりたいことをお持ちであったと拝察致します。安らかにお眠り下さいとは申しません。今後も私達弟子共の手の届かない世界でのご活躍を祈念するばかりです。

SAVS研究会15.1.24

講師
山下勝正 会員
演題
製造業務支援活動(技能伝承、不良撲滅)/ものづくり白書
1.1 「製造業支援活動」(モノづくり企業の体質強化)
  1. 技能伝承期間の短縮と効率化
    動画入りカン・コツ マニュアルの作成
  2. 「なぜなぜ分析」による不良撲滅
    薄板切断のバリ不良に対するなぜなぜ分析と不良撲滅活動
1.2 2014年版ものづくり白書(中小企業事例)
   全体概要と3Dプリンターによる経済波及効果の事例
 
 
感想





講師が中小企業に対して現在取り組んでおられる二つの活動を題材に、活動状況とその内容を詳細に紹介された。特徴は現場の従業員が主体的に参加している活動とその指導状況がよくわかることで、現場改善のコンサルタントとしての責務を果たされています。
経産・厚労・文化省が合同で発表している「2014年版ものづくり白書」の「3Dプリンター」の事例も、ネットで公開されており、企業もコンサルも市場獲得のチャンスと受け止めたいものです。
山下講師には一区切りした近い機会に、「悩みの相談コーナー」に投稿されることを切にお願いします。

SAVS研究会14.11.22

講師
本澤邦彦 会員
演題
人事考課制度のビジネスモデル
ホロンマネジメント研究所の本澤先生が、導入中のビジネスモデル「やさしい・なっとくの考課制度」を紹介された。
図式としては、顧客⇔コンサル⇔ホロン(本澤先生)になり、その業務請負契約・同支援契約について
説明後、顧客にパンフレットを渡し、以下の4段階に従って、話しかけるかのごとくに説明をされた。

パンフレットは次のような内容であった

 1 やさしい・なっとくの考課制度
 2 従来の考課制度の問題点
 3 「なっとくの考課制度」の特別な工夫
 4 導入の流れ

果たして、発表に対する活発な質問があり、熱気を帯びたQ&Aが行われた。
導入中のビジネスモデルをこのように実践的に実演されるのは
SAVS研究会としては初めてだと思います。ぜひ成功されんことを切に祈っています。

SAVS研究会14.09.27

講師
杉村光二 会員
演題
中小企業のためのFRP経営と海外支援制度
1. FRP経営とはなにか FRP経営はバランスから成り立つ 4つのバランス
2. FRP経営の実践 モノ作りは人作り、マネジメントの仕組み作り、事例
3. 中小企業の海外展開と支援 グローバル化対応、JICAとの関わり、コラボデスク
4. 中小企業海外展開支援制度 JICAの中小企業海外展開支援事業 JICA以外の支援機関

・前半は、演者の専門分野であるFRPを冠した経営とはこうあるべきという自身の長年にわたる
 コンサルタント活動を基に、豊富な事例と分かりやすい資料で示されました。
・後半は、自身が今やっておられるJICAでの活動を紹介され、ネキストチャイナとしての
 アジア各地の現状と将来性分析、ミヤンマー・ラオスなどでの海外展開の事例など、
 中小企業経営者や診断士にも海外展開に対して大変興味深い内容でした。
・個人の詳細な業務履歴など、普段は聞けない講演でした。観客が少なかったことが残念です。

SAVS研究会14.07.26

講師
岡山工業社長 岡山政美氏、上住好章 会員
演題
小企業の特許取得支援と戦略
1. 特許取得の経緯と成果 :上住好章 会員
・特許取得の経緯:岡山社長の特許取得要望を経営革新事業、専門家派遣事業などの支援を
 活用して、特許取得につなげられた。
・特許取得の戦略:工業用ゴムジョイント製造の独自技術を特許出願するか秘匿するかの
 知的財産戦略を立案し、特許を計2件取得できた。特許という守りができたのは大きい。

2. 特許を取りたいと考えた発端:岡山工業 岡山政美氏
・ビジネス展開:特許に詳しい上住先生と会って考えが変わった。
 ポリウレタンの製品は特許にならないと思っていたが、特許をとっておかないと真似される。
 特許をとれたのでお客の要望を聞いて製品を提供している。

結論は、特許を必要とした岡山工業と特許に造詣深い上住先生とのコラボが生んだ成果です。

SAVS研究会14.05.24

講師
桜井秀治会員
演題
中小企業の海外展開
1. 中小企業に対する施策と補助金
2. 海外展開サポート事業の顛末
3. 海外訪問記
4. 海外展開サポート事業の終了
5. 海外展開の事例と課題と対応

講師が府の補助助成を受けた活動について、具体的な話を中心にして、海外展開に対する考えを、講師が最近行った海外各地の見聞も交えて報告があった。

SAVS研究会パネルディスカッシヨン 14.03.29

テーマ1
知財を守る(騙されない) だまし商売  パネリスト= 上住・八木  モデレーター= 桜井
テーマ2
新しいビジネスモデル発案 新商売  パネリスト= 桜井・榎本  モデレーター= 上住
参加の先生方全員に議論に加わってもらいました。
初めてのこころみでしたが、活発な意見がかわされました。改善するところも見受けられました。
>>内容については、5月上旬にテーマ1、6月上旬にテーマ2を、SAVSのHPに掲載する予定です。

SAVS研究会14.01.25

講師
八木芳昭会員
演題
成長している小さな企業の秘密
八木氏が診断士仲間4名で出版された本「伸びる会社はここが違う!」は、30社以上の実体験をもとに、日本的経営の良さを再評価し、中小企業の発展に寄与したいとの思いが込められている。
軸として江戸時代からの日本ビジネス~現在の世界ビジネスの流れを系統的に整理したうえで、これら多数の会社の特徴を7つに分類し、具体的な説明をされた。
結論は、「まじめにコツコツ働いている企業が伸びる」ということらしいです。

SAVS研究会13.11.22 竹田城研究会

日時
2013年11月22日(金)-11月23日(土)
会場
  
11月22日 竹田城址(兵庫県朝来市竹田)、山東CC(朝来市山東町大月、宿泊先を兼ねる)
11月23日 湯村温泉(美方郡新温泉町)、出石城址(豊岡市出石町町分)
出席者
原田(友)、川田、佐藤、関、長谷川、原田(高)、本澤、三浦、上住(書記) (敬称略)

1.例会テーマ研究

講師
原田友康 会員
演題
竹田城址および近隣観光地の現状と課題
現在竹田地区に在住の原田友康会員のお骨折りにより、本年5月以来計画してきた1泊2日の行程による竹田城と近隣観光地の視察訪問が可能となった。
特に竹田城は最近になって注目度が高く、外国客を含む多数の観光客が訪問して活況を呈している。
この中で近隣観光地を含んでの現状と課題について竹田城の認定ボランティアガイドである原田友康会員からの説明、出席会員による現状視察と検討を行なった。
以下に各訪問地での状況を示す。2日間とも好天に恵まれたことは幸いであった。

2.11月22日分

情報館『天空の城』
 本館は11月10日にオープンした。
 竹田城に関するジオラマ、ビデオ上映、各種パンフレットが準備されている。
 本館に関しても、『天空の城』(日文)、『Castle in the Sky』(英文)、
 『天(ティェン)空(ゴン)之(チ)城(チェン)』(中文)、
 『천(チョン)공(ゴン)의(ウィ)성(ソン)』(=天空の城、ハングル)
 の4種類が揃えられているという準備の良さである。
 資料館の人によれば、外国で出版された案内書にも訪問すべき場所として紹介されていると。
 来訪者がここで予備知識を得て登山することが出来る。

竹田城址
 築城は12年の年月を要して1443年(嘉吉3年)に完成した標高350mの山城であるが、
 以後1600年(慶長5年)に城主が西軍に与した咎によって自刃し、廃城となった。
 平成の時代となって映画のロケ地となる等の機会を得て、
 次第に観光スポットとしての価値を高めることとなった。
 殊に朝方霧が発生し、山上にある城址が雲海に浮かぶ模様は『日本のマチュピチュ』として名高い。 
佐藤徹会員が原田友康会員の協力を得て
11月23日早朝に撮影場所(立雲峡)に赴いて撮影に成功した
当竹田城址は昭和初期に大本教の出口王仁三郎と関係があり、山頂に神殿を築こうとして道を作ったが、その後に政府が大本教を弾圧したことによって取りやめとなった。
現在この道は『大本道』と呼ばれ、城址登山者の利用に供されている。
 この竹田城址は、史跡管理面では朝来市教育委員会社会教育課、
 観光推進面では朝来市産業経済部竹田城課、
 安全管理面では警察・消防という3部署が分担し、
 観光客の増加に対して鋭意対応していることが感じられた。
 今後も観光客が急増するならば、この受入体制の一層の強化も必要と考えられる。

3.忘年会

宿泊先である山東カントリークラブにて開催した。

4.11月23日分

湯村温泉
 翌日は長谷川会員のご好意により参加者5名が同乗して当地と出石を視察した。
 湯村温泉は平安時代に開かれた歴史の長い温泉であり、
 温泉法別表によれば温泉源から採取されるときの温度が25℃以上を温泉と称してよく、
 当節では沸かし湯の温泉も多いところ、当地の泉源の温度は98℃という高温である。
 途中で買い求めた卵を原田友康会員に準備していただいたネットに入れて
 12分間98℃の湯につけて温泉卵を作り、その間足湯を楽しんだ。
 当地にも外国からの観光客があるようで、ハングルの説明板も見られた。

出石城
 現在は豊岡市と合併した旧出石町へ向かい、当地名物の皿そばの昼食を取った。
 出石にはそば屋が50軒もあり、有数のそば所となっているが、
 この発祥は城址の説明碑によれば300年前の城主の国替えが発端である。
 もと信州上田の城主であった仙石政明が国替えで当地の藩主となったとき、
 信州一のそば打ちといわれる職人を連れてきたことによる。
 但し単に移植したのではなく、当地特産の出石焼の小皿に盛り付ける
 独特の『出石皿そば』を創出して今日に至る。
 いわば信州のそばが当地出石の特産品との連携によって新たな付加価値を生み出したわけであり、
 SAVS支援センター(高付加価値戦略支援センター)としての観点からも興味深い。 -以上-

SAVS研究会13.9.28 14~16時 産業創造館

講師
柏木 啓一 先生
演題
契約書作成のポイント
総括
想定する実際の取引>> 取引の構図>> 責任分担の明確化と合意交渉>> 契約書
各論
一般論、知財の関連法律、不正競争防止法における「営業秘密流出対策」
所見
 
 
 
契約書作成についての体系的な話を、先生の貴重な体験を踏まえて、海外展開に関連する注意点や大事な点を交えながら話された。 少し時間が足りなかったようでしたが、海外活動に診断士が果たす役割は大きく期待大と、励ましをいただきました。 先生の益々のご活躍を祈ります。

SAVS研究会13.7.27

講師
関 康徳 会員
演題
南米 世界遺産をめぐるツアー
―今年2月に行った、5つの世界遺産についての報告―
 今年2月に奥さまと旅行された5つの世界遺産について、写真による報告をされた。
先生は「自然なるものと人工なるもの」に興味をもたれ、その視点からの数千枚という写真を使った、トロント・リマ・クスコ・マチュピチュ・ナスカ・イグアスという旅先を紹介された。時あたかも雨季であり、写真に語らせるという、臨場感あふれる、なかなかの芸術的センスが感じられ、自分も一緒に行った気分になれて、非常に楽しめる講演であった。

 まだの旅行先があるようで、その際にはまた報告していただけるのを期待します。

SAVS研究会13.5.25

講師
佐藤 徹 会員
演題
経営コンサルタント業15年目に当たり
中小企業診断士として長年に体験されたことを豊富な事例とともに話され、
目標の大切さ、想像力=イメージ、厳しい部分や裏の部分が大事、断捨離の実行など、
一見正論でないようだが、自戒を含むゆえの貴重な体験談が印象に残り、内容は次の4項目であった。
  1. 新たな人生に向かった時
  2. 開業時の思い出
  3. 15年間で学んだこと
  4. これからの人生に向かって
我々コンサルタントとして、留意・実行すべき多くのことを教えられた。佐藤氏の今後の活躍に期待します。

SAVS研究会13.3.23

講師
川田 國博 会員
演題
中期計画支援ソフトの利用報告
中小企業基盤整備機構が提供した「中小企業のための経営計画策定支援ツール」の詳細と、自ら活用した事例について説明された。概要は次の通り。
  1. 配布資料による説明項目
    ・背景 ・初回シミュレーションの実施
    ・中小企業再生支援協議会 ・基本シミュレーション 
    ・次期利益 資金計画を作る ・2回目以降に実施するシミュレーション
    ・中期利益 資金計画を作る ・詳細・調整シ ミュレーション
    ・中長期計画 資金計画の策定プロセス ・経営分析と財務体質の強化
    ・基礎データ入力 ・考察1
    ・シミュレーションの前提となる考え方 ・考察2 経営革新等支援 認定機関制度
    ・変動利益計算書を上手に使う ・認定支援機関のミッション
    ・回転率で貸借対照表の残高を決める ・経営改善計画の策定
     モノづくり中小企業対象
     「小規模事業者施策開発等支援補助金」
      
  2. 続いて、本ソフト使用を前提に、講師が昨年ほぼ1年間にわたって携わった中小企業 指導支援(幹部育成)事例について詳しく説明され、問題点や講師の見解が述べられた。
  3. さらに講師から、中小企業診断士が「経営革新等支援認定機関」に認定される可能性 や方向性についての示唆がなされ、引き続き活発な質疑応答がなされた。

SAVS研究会13.1.26

講師
桜井 秀治 会員
演題
ビジネスの背景 評価をめぐる戦い
さまざまなビジネスの形態や特質について、最近の豊富な事例を紹介しながら、詳しく説明された。
講師は、これらの企業活動を、評価をめぐる戦いとして捉え、その視点は、ビジネスの見方、発想、流儀、評価、要件等、極めて多面的であった。
講師は、現在の十大商売を概観したのに続いて、ビジネスの背景としての戦いの類型を3つに区分して説明された。
講師の多彩かつ深い洞察を受けて、活発な意見交換がなされた。

SAVS研究会12.11.24

講師
上住 好章 会員
演題
粉飾決算を発見する特許出願での失敗と取得の経緯
2002 年8 月29 日の出願から2012 年4 月21 日に審決書(特許査定)を受領するまでの、約10 年間にも及ぶ特許庁とのやり取りの経緯について、膨大な資料に基づき、詳細な説明がなされた。

今回の特許取得は、上住会員の熱意と特許庁への粘り強い対応に負うところが多く、SAVS にとって画期的な出来事であったことから、活発な質疑応答がなされた。
なお関連し、「SAVS21-LF」を含めた今後の活用方法等については、引き続き検討していくこととした。。

SAVS研究会12.9.29

講師
三浦 敬一 会員
演題
高付加価値化のための実際的方法論強化に向けて
講演項目は次の 4点である。
  1. 経営戦略推進者としての自己の成功・不成功体験
    (1)数少ない成功体験:戦略実行力強化(BSC 手法応用)による大幅経営改善
    (2)数ある不成功体験:(の中から)高付加価値戦略の創出
  2. 高付加価値化 買い手の価値、売り手の価値
  3. 関係資料・文献等の調査
  4. 高付加価値化のための実際的方法論(フレームワーク)強化に向けて
講師がこれまでに蓄積してきた豊富な経験と高い知見をもとに、膨大な資料を駆使して詳しく説明された。
「高付加価値」という会に相応しいテーマであったため、活発な議論がなされた。

SAVS研究会12.7.28

講師
榎本直行 会員
演題
個人情報保護法の概要
講師はこの春、個人情報保護士認定試験に合格し「個人情報保護士」の資格を取得した。
新鮮な知識を基に、個人情報保護法令の詳細な解説から始めて、企業を中心とした個人情報の適切な取り扱いと保護対策について説明された。身近なテーマであるため、活発な質疑が行われた。

講演の項目
  1. 個人情報保護の重要性・必要性・・利用と保護のバランス、情報漏洩のリスクなど
  2. 個人情報保護法の概要・・法制定の背景と我が国の取り組み、保護法の逐条解説など
  3. 個人情報保護の対策・・・リスク分析、組織体制整備、情報システムセキュリティなど

SAVS研究会12.5.26

講師
桜井秀治 会員
演題
遊びとビジネス
世界各地の遊びを歴史的にその系譜・関係を辿りながら、多彩な拡がりの中で「人類の遊び」を俯瞰し、そこから現代社会への影響を考察、ビジネスに対する多くの示唆に言及するユニークな内容であった。
講演の概容
  1. 自然と文明 自然と文明・文化・科学・技術
  2. 遊びと将棋 (1)遊びの本質、遊びとルール (2)将棋の歴史と現代将棋界の現状
  3. 本能と進化 (1)ルネッサンスの意義 (2)ファーブルとダーウインに学ぶこと
  4. ビジネスの行方 現代の代表的経営者像

SAVS研究会12.3.24

講師
加藤 隆司 会員
演題
チベット周辺地域の自然と生活
中国内陸部を中心にネパールを含めた4地域を旅行した時の状況を、豊富な写真を用いてビジュアルに説明された。
説明項目は以下の通り。
・ 常春の都市、昆明
・山水画の世界、桂林漓江
・四川大地震
・水の芸術、黄龍、九寨溝
・チベット仏教
・チベット近代化の功罪(いつかは起きたチベット騒動)
・手つかずの大草原を走る青蔵鉄道(中国の壮大な鉄道建設)
・観光資源が活かされていない貧国ネパール(隣国ブータンは「幸福な国」)
・ヒマラヤ山脈を間近に見る
取り上げた省、(国)と都市、地名
  1. 雲南省・・・昆明、石林、(桂林)
  2. 四川省・・・成都、都江堰、黄龍、九寨溝
  3. チベット自治区、青海省・・・ラサ、西寧、青蔵鉄道
  4. ネパール共和国・・・カトマンズ、ポカラ
共通の特徴
中国内陸部 海抜 1000~3000m
経済、文化は遅れている チベット民族の多い地域
日本では想像できない自然の景観が残っている
大変興味を惹かれる内容であり、約 1 時間半にわたる説明のあと、活発な質疑がなされた。

SAVS研究会12.1.28

講師
深谷 修 会員
演題
政府開発援助( 演題:「政府開発援助( ODA )の一環として中小企業診断指導
  1. 講師は1997年以来、メキシコ、中国、南アフリカ、エジプト、インドネシア、マレーシアにおいて、国際協力機構(JICA)の主催で、民間企業などに委託して実施するODAの一環としてのプロジェクトに生産管理(広義)、品質管理、企業指導などの担当として参加されてきた。その全般的な概要と、最近プロジェクトに ついては、さら詳細にお話しされた。
  2. 参加プロジェクト概要
    (1)メキシコ国要素技術移転計画調査及び同事業フォローアップ、JICA 1997年~2000年
     担当 :生産管理 CP( カウンターパート):国立の化学系試験研究機関
     内容 :CPの職員ともにプラスチック製造業巡回指導、 CPの教育
    (2)中国専門家派遣事業JICA、太平洋人材交流センター大阪 2000年0.7ヶ月
     中国山東省 済南、天津  CP:地方公共団体  内容 :研修、企業診断
    (3)南アフリカ国クワズールナタ州中小企業振興計画調査 2001年9ヶ月 ダーバン
     担当 :生産管理 CP:大学教授、官僚 内容 :企業診断とセミナー講師
    (4)エジプト国 生産性向上研修コース開発短期専門家派遣事業 カイロ
     CP:政府教育機関  担当:品質管理 企業診断、セミナー講師研修教材作成 2004年
    (5)インドネシア国 中小企業人材育成計画調査フェーズⅡ 2007年 CP:ディナス職員
     (中小企業診断士)バンドン企業担当役所 企業診断 CP とともに企業訪問、診断指導
    (6)マレーシア国 中小企業公社人材育成計画プロジェクト(フェーズⅡ)
     CP:中小企業公社職員 中小企業カウンセラーの養成研修:経営管理、
     財務マーケティング、生産管理の講義、演習、企業診断実習: 1週間で1社の診断、
     実習期間:2010年 4月~ 2011年12月
  3. 特に(4)エジプト国、(5)インドネシア国、(6)マレーシア国については、訪問企業の状況と問題点を初めとして診断指導の詳細についてお話された。極めて内容が豊富であり、所定の2時間があっという間に過ぎた。説明の途中で適宜質問に応じられたが、時間的制約から十分ではなったとみられるので、またの機会に再度ご登場戴ければと思う。

SAVS研究会11.11.26

講師
長谷川 好宏 (NPO法人日本エニアグラム学会理事、同左学会関西支部代表)
演題
 
コミュニケーション・ツールとしてのエニアグラム人間学
 -エニアグラムの知見を自己の成長に生かす-
  1. 個人の特性を9つのタイプ に分類するエニアグラムが生まれた経緯、自分のタイプを知ることによって自己理解、自己受容、自己統合(自己成長の方向性)に役立てる意義や効果、まわり人のタイプを知ることによる他者理解、他者受容、豊かな人間関係づくり、適材適所の配置、適職診断など、多様な活用方法について、資料に基づいて詳しく説明された。
    〔説明項目は以下の通り〕
    自己を知るツール/パーソナリティ(性格)の反応違い/中枢センターの違いが人間関係を妨げる/9つのタイプとは/エニアグラムの目的/9つの性格とは/動機/情動/タイプの検査/エニアグラムの構造/これが自分だという感覚/言語的・非言語的コミュニケーションの原則/中枢センターによって課題が違う/自己を成長させる方向(統合)/自己成長のレベル/根源的怖れ/根源的欲求/3つの社会的スタイル/9つのリーダーシップ・スタイル/リーダー・スタイルの取り方/囚われた自己の発見・悪い傾向/エニアグラムとストレスからの癒し/エニアグラム人間学のメリット
  2. 講義半ばの適切なタイミングで、講師が用意された「タイプ自己診断用紙」で各人が自己診断を行った。 これによって自分のタイプを知ったことも手伝って、活発な質疑がなされた。
  3. 長谷川講師は、長年の間に培われたエニアグラムに関する知見や、ご自身のビジネス展開上のノウハウを開示されたので、深い理解が得られて大変有意義であった。

SAVS研究会11.9.24

講師
原田 友康 会員
演題
 
"ミニ経営診断方式"によるコンサル事例紹介
 -産業活性化センター"資金貸付診断"例(2 社)と、私のO社コンサル経験を基にして-
  1. PHA-SAVS 経由の業務委託として、平成21年1月~平成22年12月までの2年間に渡って携わったO社のコンサルティング体験を、“ミニ経営診断方式”で紹介された。
  2. ミニ経営診断方式は、手頃なボリュームの「活性化センターの“資金貸付診断フォーマット”」をモデルにして、新旧比較のために2社の事例を、一社は旧フォーマット、もう一社は新フォーマットで紹介された。
  3. O社については、ミニ診断に供するために、講師作案のオリジナルのフォーマットでまとめあげた「簡易診断報告書」を示された。「報告書」は、「企業概要」から始まり、「決算書による分析」「ヒアリングによる分析」からなり、併せて「社長コメント」と「O社に対するアドバイス」を開示された。
  4. 説明の最後に、「SAVS の事業活動に、この程度のミニ診断を取り入れたらどうか」という講師からの提案がなされ、引き続き参加者全員で活発な議論を行った。

SAVS研究会11.7.23

講師
佐藤 徹 会員
演題
南極に「環境経営」の原点を感じる!
今年1月、南極半島クルーズに参加した際、ウッズホール海洋研究所の本庄丕博士の洋上レクチャーで、南極を訪ねる本当の意義を知らされた。
「南極のpristine すなわち、清純な原始の世界を体感すること」というのがその答え。南極には、人間社会がないから人間生活がない、産業もなければ会社もない、だから人間がこの土地で引き起こした環境問題もない。
それならば「環境経営」の原点(到達点)は、この地にこそあるのではと思った。そこで感じた南極のpristine を、以下のプログラムに添って写真を使って紹介された。
  1. 南極クイズ、ペンギンクイズ
  2. 「南極半島クルーズ」フォトストーリー上映
  3. 南極とはどんなところか?
  4. なぜ南極を守るのか?
  5. 南極でみたかったこと、みられなかったこと

SAVS研究会11.5.28

講師
上住好章 会員
演題
英文原書『付加価値販売』を読む
アメリカで出版された「付加価値販売」について述べている書籍を題材にして、以下の項目について
順に、主張・根拠のポイント紹介と解説がなされた。
  1. 付加価値販売の思想(組織の付加価値、価値の定義、付加価値販売のプロセス、顧客へのメッセージ)等
  2. 付加価値販売の戦略(高付加価値取引先選択戦略、顧客の立場になる戦略、差別化戦略、サポーティング戦略、巡回・修繕戦略、付加価値補強戦略)等
  3. 付加価値販売の戦術(キャンバシング、アポイントを取る、開始段階、ニーズ分析段階、プレゼンテーション段階、コミットメントまたはクロージング段階、顧客からの反論に対処する、訪問後の活動)等
  4. 付加価値販売についてのトピックス

続いて講師より、本書で定義されている『付加価値』に対する林敬孝先生のご見解が披露され、これと併せて、活発な意見交換がなされた。



SAVS研究会11.3.26

講師
木村 敢治 会員
演題
クラウドコンピューティングによる中小企業の情報戦略
資料に基づいて、以下の順序で詳しい説明がなされた後、活発な質疑応答がなされた。
  1. クラウドコンピューティングとは?
    定義の説明の後、ネットを使って実際に体感する場面を見せていただいた。
  2. 中小企業におけるSaaS 活用
    中小企業において、IT資本蓄積がない理由、活用上の課題、SaaS・ASPを利用するメリット、課題・問題点などを客観的資料に基づいて説明され、合わせて氏の見解が表明された。
  3. SaaSの導入プロセス
    (1)適用業務の検討 (2)業務プロセスの見直し (3)実現化へと進む、SaaS導入プロセス
における諸条件や留意点についての説明がなされた。
今後鋭意、中小企業への導入活動を行っていくとのことである。実際に導入が図られた段階で、事例発表をお願いすることにした。

SAVS研究会11.1.21

講師
杉村 光二 会員
演題
にわかアフリカ通
講師杉村会員が、2009年JIKA「アフリカ中小企業調査団」の一員として、ガ―ナを訪問されたことを契機として、アフリカ全域にわたり見聞され、調査、情報収集されたことに基づき、歴史・風土・民族・政治・経済・産業・民生・民度等広汎にわたる背景から説き起こし、今後のアフリカでの事業の可能性(BOPビジネス等)について、ご見識、ご見解を約2時間にわたりお話頂いた。質疑応答・意見交換も行い有意義な講演であった。
   *BOP : Base of economic Pyramid 低所得層 (世界40億人)

SAVS研究会10.11.27

講師
八木 芳昭 会員
演題
ツイッターはどのように活用されているか ~ホームページ、ブログ、SNS に続く情報発信~
わずか140 字のつぶやきを投稿する簡易型ブログ「ツイッター」の仕組み、日本および世界の利用者急増の背景、自らの利用体験に基づくフォロワー獲得方法、ビジネスにおける活用方法・活用事例等につき、概略次の手順で詳細な解説がなされた。
・名刺に見る情報伝達の歴史
・ツイッターとは? 鳥の「さえずり」
・ツイッターとは?140 字の情報革命
・ツイッターでビジネスを成功させる7 つの基本戦略
・フォロワー獲得方法
・情報収集術
・ツイッターはどのように活用されているか(事例)

(追記) 研究会終了後、恒例の忘年会が開催されました。

SAVS研究会10.9.25

<第1部>

講師
川田 國博 会員
演題
北京ちょっと覗き見
6月3~5日、パナソニックOBが発起人の「中国実情調査勉強交流塾」に参加した時の所感を「北京の風に吹かれて」と題し、物価などの生資料や豊富な画像を使って披露された。 正 式に訪問した「中関村地区の電子技術系ジョイントベンチャー企業」会長や「政府管轄研究所」所長のスピーチの様子の紹介、滞在期間中に氏の新鮮な感覚で受け止めた市井のホットな情報や見解について話され、大いに興味と関心を惹かれた。

<第2部>

講師
桜井 秀治 会員
演題
海外展開のガイダンス
氏の豊富なビジネス体験に裏付けられた知見や、幅広く身につけた教養をベースにして、米国、台湾、中国、ベトナム、韓国の社会的・歴史的背景と国民性、ビジネス環境の現状と今後の洞察、ビジネスマインドの違いなどに留意した実践的なビジネス展開についての考え方を話された。時間的制約のため、話し手聞き手の双方に、「話し足りない、聞き足りない」という感じが残った。いずれ再びお話いただく機会が得られればと思う。

SAVS研究会10.7.24

講師
 
谷川 昌司氏(外部講師:榎本会員紹介)
株式会社ブリシス経営研究所代表取締役、谷川公認会計士事務所代表 公認会計士・税理士・中小企業診断士
演題
我がコンサルキャリアを振り返って
在職中の公認会計士、中小企業診断士資格取得のいきさつ、36歳で独立開業するまでの過程、創業時の苦労話、会計系・コンサル系・セミナー系それぞれのジャンルでの活躍振り、パートナーシップによる運営方式や、経営計画策定支援における経営理念づくりの実践的ノウハウなどについて、20年間の活動を詳しくお話しされた。

SAVS研究会10.5.22

講師
佐藤 徹 会員
演題
リーダーシップ論の新潮流
 1.伝統的リーダーシップ論概観
 2.変革期に求められるリーダーの条件
 3.究極のリーダー像は"サーバント"か
 4.リーダーが生まれたその原点に還る

本会では、ディスカッションの時間を十分にとり、従来の「話題提供型・レクチャー型」から、「問題提起型・ディスカッション型」にもっていくことを試みた。
講師の問題提起、「中小企業に対して経営コンサルティングを行う際に、クライアントの経営者・幹部と、夢(方針、目標、ビジョン=アートともいう)を語り合う必要があるか?」に対して、活発 に個人の体験、知見を交換しあった。一定の相互啓発の効果が得られたとみられる。

書籍出版  <中小企業の経営者向け> 10.04.01

書籍名
 
中小企業経営実践の道しるべ
前人未踏の荒野、迷いを捨て去り、リスクを賭し、苦難に耐えて道なき道を進む。経営もまた同じ。
著 者
高付加価値戦略支援センター(SAVS研究会)
発行所
株式会社パレード
発 売
株式会社星雲社
価 格
1500円
本書は、中小企業経営者・幹部の皆様へ次のように訴えています
 あなたの会社の舵取りは大丈夫ですか?
 本書はあなたの会社の羅針盤です!

中小企業経営者・幹部の皆様へ
 ・先行き不透明な時代に、行く先を示す「お手本」は見当たりません
 ・ライバルと同じことをしていたのでは、高付加価値は得られません
 ・未来を洞察し、柔軟に考え、自社に最適の方法を選んで実践に移す

12名の経験豊富な経営コンサルタントがひもとく「経営の道しるべ」には経営課題解決のヒント満載、苦難を乗り切る経営の進路が示されています。
本書は単に知識やノウハウを切り売りするだけに止まらず、これから経営の水先案内人として、経営の進むべき方向や方策・手法を共に考え、活路を見出すことを主眼にしています。
そして、網羅する内容は、経営戦略、財務、人事、生産、販売、製品開発、品質、環境、等広範、囲及んでおり、中小企業経営に関する書籍としては、既存のこの種書籍には見られないユニークさを有しています。 あなたの会社の経営にお役に立つこと請負です。
是非お求め下さい。(記・八木芳昭)

SAVS研究会10.3.27

講師
榎本直行 会員
演題
私の趣味についての経営的考察
 1.宝塚歌劇の魅力
 2.オーケストラへのお誘い
 3.プロ棋士の世界
 4.まとめ ~以上3つの世界の概要、経営、問題点と対策
        その世界できるプロの人の生活(給与等)~

 以上の手順で、パワーポイントによる詳細な資料を使って氏の卓見が披露された。
 氏は、3つのテーマからなる演題について次のように結論づけた。
  1. 宝塚歌劇団員、オーケストラ団員、棋士とも、プロになるための多くの資本投下により獲得した特殊技能に比べ、見返り(収入)は決して恵まれていない。
  2. 各プロは、その職が好きであることをベースに、プロとしてのプライドを持って、困難な道を歩んでいる。
一般には華やかな世界に映る一方、それと裏腹な経営面を含む厳しい実情を知らされて、大いに興味、関心を呼び、参加者の活発な質疑、意見交換が行われた。

SAVS研究会10.1.23

講師
原田 高峰 会員
演題
営業マネジメント研修の進め方と「営業の見える化」
大阪中小企業経済同友会の「営業マネジメント専門研修」の紹介から始めて、本題の「営業の見える化」について、講師の豊富な知見・体験を基に次の手順で説明された。
 1.現状の営業部門の置かれている状況
 2.企業における営業部門の役割
 3.営業マネージャーに期待される役割
 4.目標の定量的・定性的明確化とワーク・ブレイクダウン・ストラクチャ
 5.「営業の見える化」「健康と話のネタになる情報」という謳い文句で次の4点について
   1)営業プロセスを「見える化」する
   2)目標数値の達成過程を「見える化」する
   3)顧客を「見える化」する
   4)コンペティターを「見える化」する
   5)できる営業マンの行動を「見える化」する

会員にとって大変関心の高いテーマとみられ、2時間の予定時間が足りないほどの活発な意見交換がなされた。

SAVS研究会09.11.28

講師
加藤 隆司 会員
演題
「塩と漢方と玉川温泉」~実体験から得た活用と効果~
「健康と話のネタになる情報」という謳い文句で次の4点について
 1.塩・・・・・・・食塩水(NaCL)の問題
 2.ミネラル・・・ミネラルの重要性
 3.漢方薬・・・漢方薬で体調管理
 4.玉川温泉・・難しくない利用の仕方

・健康関連のテーマであっったため、会員の関心が高く、多くの質問や意見が出た
・講師の実体験がベースにあったため、切実感を伴った納得性の高い説明内容であった
・こうした知見は、コンサルティングの場の話題提供に大いに役立つとの声が聞かれた

SAVS研究会09.9.26

講師
桜井 秀治 会員
演題
海外ビジネス報告〔ベトナム〕
自ら関係したベトナムビジネス体験を基に、民族性、地理的条件、周辺諸国との関係史など幅広い観点から、歴史、文化形成の背景から現在の状況まで、配付資料に加えて画像を使った詳細な説明を受けた後、質疑を行った。説明項目は以下のとおり。
  1. ビジネスのイントロ
  2. 歴史と文化
  3. ビジネスの環境と最近の出来事
  4. ビジネス事例
  5. 今後の展開