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随想の広場

研究会メンバーによる随想をお楽しみください。

あるトンカツ屋でのお話

13.05.28
SAVS会員 (有)サミット・ラボ 取締役社長 杉村光二
ある昼下がり、とんかつ店に昼食を食べに入った。
入口を入るや、「いらっしゃいませー」「こちらにどうぞ!」
とアラシックス(?)のおばちゃんが元気な声を掛けてきた。
店内はほぼ満席。そのおばちゃんが空席を指差し、もう一人のおばちゃんが案内してくれた。
さらにもう一人のおばちゃんが直ぐにお茶を持ってきて注文を聞いた。
さっきのアラシックスのおばちゃんは、入れ替わる客を上手くさばき、
手空きの時は自分で料理のお盆を客席まで届けている。
厨房が立て込んでいる時は中まで入って何か手伝っているようだ。
客が食事を終わって立ち上がると
「ありがとうございます」「おおきにまたお越し!」と大声を上げている。
他の店員4〜5名もアラシックスおばちゃんの
「あっちへご案内」「こっち片付けて」「お茶出てないよ」「ハイお勘定だよ!」
という声に誘われてイキイキとした感がある。

周囲に目配りし、部下・同僚に適宜指示し、楽しくヤル気にさせ、
職場の潤滑油としての役割を果たし職場をまとめている。
プレーイングマネージャーの好例を見た感がして、何か爽快な気分になった。
元気な声に見送られて店を出た。


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