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随想の広場

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円仁の旅行記

14.09.08
SAVS会員 桜井IT研究所 代表 桜井秀治
最近、所用で煙台・青島、香港・蘇州に行った後に、円仁という下野国出身で、第3代天台座主になった慈覚大師を知り、 最後の遣唐使の一員として五臺山・長安へ密教を求法した旅日記「入唐求法巡礼行記」に出会った。

旅の経路は、博多から香港まで水行、陸路を北行し蘇州・煙台へ、西行し五臺山へ、南行し長安へ、東行し洛陽・揚州へ、北行し楚州・青島・煙台へ、水行し博多に帰っている。

この間838年〜847年、新羅(朝鮮)・渤海(満州)の人の助け、ことに新羅には絶大なる支援を受け、この巡礼は成功理に終わった。 日本帰国後の、慈覚大師の足跡は関東・東北一円に及び、至る所にその姿が残っている。

ちなみに世界三大旅行記は「東方見聞録」「大唐西域記」と「入唐求法巡礼行記」である。



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